賃貸物件の騒音トラブルを放置するとリスクがある!適切な対策は?
賃貸物件を所有していると様々なトラブルがあります。家賃滞納や空室が続くトラブルなどがその筆頭です。ですが、それ以外にも住人同士のトラブルもあります。その中でも一番多いのが騒音トラブルではないでしょうか。騒音トラブルを放置しておくと、場合によっては住人同士が犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。そのようなトラブルが起きたら放置するのではなく、大家として適切な対策をしておいて、未然に大ごとになるのを防ぐことが大切なのです。
騒音トラブルはなぜ起こってしまうのか
騒音トラブルはなにも、アパートやマンションなどの賃貸物件だけに起こる問題ではありません。戸建て住宅同士のトラブルでもそのような事例は数多くあります。ですが、賃貸物件のほうが起こることが多い傾向にあります。まず、賃貸物件は壁一枚を挟んで、知らない住人同士が生活しています。壁に防音設備を施していない古い物件などでは、少しでも大きな物音をたてたりすると、隣に響いてしまうのです。一戸建ての場合にはアパートのように長屋形式にはなっていないために、生活音が隣に響くことはほとんどありません。ところが賃貸住宅ではこのように壁一枚や天井一枚で隔てられているために、騒音トラブルが発生しやすい傾向にあるのです。特に築古の木造住宅の場合には、それが起こりやすい傾向にあります。
また、住人が神経質な性格の場合であっても、起こりやすくなります。ですから、新たに住人を入れる場合には、過去にそのようなトラブルを引き起こしたことがある人間は自分の物件に入れないようにする、という対処をしておくことが大切です。
騒音トラブルを放置するリスク
では、このような騒音トラブルが起きた場合に、放置しておくとどのようなことになるのでしょうか。このようなトラブルは早めの対処が大切です。長引くほど住人同士が、犯罪に巻き込まれてしまう可能性が高まるからです。まず、住人は大家や管理会社に連絡を入れることが大切でしょう。そうすれば連絡を受けた賃貸管理会社や大家が、騒音の元凶となっている住人に直接注意を入れることができ、それが早期解決につながります。それでも騒音を発するのであれば、退去させるなどの方法がありますが、その場合には裁判まで行ってしまう可能性もあります。
また、大家も騒音トラブルを放置すると、その物件から入居者が続々と退去して、空室だらけになるというリスクもあるのです。そうなると、家賃収入がなくなってしまい借入金の返済などもできなくなる恐れもあります。このように、騒音トラブルを放置すると、大家側としても住人側としても、全く利益がありません。このような問題が発生した場合には、すぐに大家と賃貸管理会社が連携を取って、速やかに解決させることが大切なのです。
騒音トラブル解決のためにできる対策 管理会社へ頼るのも
大家が物件を自主管理している場合には、住人同士のトラブルがまず大家に連絡が入ります。その場合には、大家が直接注意しなくてはなりません。それはかなり労力のかかることです。そうならないようにするためにも、賃貸管理会社を利用したほうが良いでしょう。管理会社に物件の管理を任せれば、大家に直接苦情が来ることもありません。何か問題があった場合には、必ず賃貸管理会社が間に入って解決してくれます。管理会社を利用すると管理費を毎月家賃の5パーセントほど支払う必要がありますが、いざという時には役に立つ存在です。
また、管理会社はそのようなトラブルの対処法を知っています。大家が直接管理をしていると慣れないトラブルが発生した場合には、右往左往してしまい、解決が遅れて手遅れになることもあります。普段から物件の管理は管理会社に任せておけば、リスクヘッジになることは言うまでもありません。騒音トラブルは築古の木造アパートを中心にとても多いトラブルのひとつです。発生した場合には、速やかに対処するように心がけましょう。
今回のまとめ
賃貸物件を所有しているといろいろなことがあります。ですがトラブルに沿った対処法を知っておけば、何が起きても怖くありません。大家は管理会社という強い味方がいます。自主管理の場合には、管理会社がないため、すべて自分で解決しなければなりません。それは労力のかかることです。ですからアパマン経営には、優良な管理会社を見つけて管理をお願いしておけば、いざという時に強い味方になってくれます。そのような会社に依頼しましょう。