2026/02/10
お役立ちコラム

都市ガスの引き込みはどこに頼む?問い合わせ先と工事の流れ

都市ガスの引き込みはどこに頼む?問い合わせ先と工事の流れ

これから新築を建てる方や、現在プロパンガスを利用していて都市ガスへの切り替えを考えている方にとって、最初にどこへ連絡すればよいのかは重要な問題です。
都市ガスの引き込みは、建物の状況によって問い合わせ先が異なります。
本記事では、具体的な問い合わせ先から工事の流れ、費用の目安までを分かりやすく解説します。

1. 都市ガスの引き込み、問い合わせ先は状況によって異なる

都市ガスの引き込みを検討する際、最初の相談窓口は「新築戸建てを建てる場合」と「既存の住宅や土地のみの場合」で異なります。
それぞれに適した問い合わせ先を把握しておくことで、その後の手続きをスムーズに進めることが可能です。
まずはご自身の状況に合わせて、どちらに該当するかを確認しましょう。

都市ガスの引き込み、問い合わせ先は状況によって異なる

1-1. 【新築戸建ての場合】まずはハウスメーカーや工務店に相談する

新築戸建ての建築を計画している場合、都市ガスの引き込みに関する最初の相談先は、建築を依頼しているハウスメーカーや工務店になります。
通常、住宅の建築プロセスには電気や水道、ガスといったライフラインのインフラ整備も含まれており、建築業者が各種手続きをまとめて代行してくれるのが一般的です。
施主が直接ガス会社と交渉することは少なく、設計段階でガスの配管ルートなども含めて計画を進めるため、まずは全体の進行を管理している建築業者に相談するのが最も効率的で確実な方法です。

1-2. 【既存住宅・土地のみの場合】地域の都市ガス会社へ直接連絡する

プロパンガス(LPガス)を利用中の既存住宅から都市ガスへ切り替えたい場合や、更地の状態の土地を購入して自分でガスを引き込みたい場合は、その地域に都市ガスを供給しているガス会社へ直接問い合わせる必要があります。
まずは自宅や土地が供給エリア内にあるかを確認し、ガス会社の公式サイトに記載されている「ガス工事受付窓口」やお客様センターなどに連絡しましょう。
そこで、都市ガスの引き込み工事を検討している旨を伝えれば、現地調査や見積もりのための手続き案内をしてもらえます。

2. お住まいのエリアの都市ガス会社の探し方

ご自身の住まいや建築予定地が、どの都市ガス会社の供給エリアに含まれているか分からないこともあるでしょう。
その際は、いくつかの方法で管轄のガス会社を特定できます。
インターネットで調べる方法が一般的ですが、地域の情報に詳しい専門家に尋ねるのも有効な手段です。
ここでは、具体的な探し方を2つ紹介します。

2-1. ガス会社の公式サイトで供給エリアを確認する

お住まいのエリアを管轄する都市ガス会社が不明な場合は、まずインターネットで検索してみましょう。
「〇〇市都市ガス会社」のように、市区町村名と関連キーワードを組み合わせて検索すると、地域のガス会社のウェブサイトが見つかる可能性が高いです。
東京ガスや大阪ガスといった大手ガス会社の公式サイトには、供給エリアを確認できるページが設けられており、住所を入力して簡単に調べられます。
供給エリア内であることが確認できれば、そのままサイトを通じて問い合わせや申し込みの手続きに進める場合も多いです。

2-2. 地域の不動産会社や管理会社に問い合わせる

インターネット検索で管轄のガス会社が特定できない場合や、より確実に情報を得たい場合は、地域の不動産会社に尋ねるのも一つの方法です。
地元の不動産会社は、その地域のインフラ事情に精通しているため、どのガス会社が供給を行っているかを把握しています。
また、賃貸物件にお住まいでプロパンガスから切り替えを検討している場合は、物件の管理会社に問い合わせることで、建物の設備状況や手続きについてのアドバイスを受けられる可能性があります。特に小規模なガス事業者が供給しているエリアでは有効な手段です。

3. 問い合わせ前にチェック!都市ガスを引き込むための2つの条件

都市ガスを利用するためには、問い合わせて工事を申し込む前に、クリアすべき物理的な条件がいくつか存在します。
特に重要なのが、自宅前の道路にガス本管が埋設されているかどうかと、工事を行う上で第三者の承諾が不要であるかという2点です。
これらの条件を満たしていないと、工事ができなかったり、追加の費用や手続きが発生したりする可能性があります。

3-1. 条件1:家の前の道路に都市ガスの本管が通っているか

都市ガスを引き込むための絶対条件は、家の前の道路に都市ガスの「本管」が埋設されていることです。
この本管から各家庭へガス管を分岐させて供給するため、本管がなければ引き込み工事は行えません。
本管の有無は、管轄ガス会社の公式サイトに掲載されている供給エリアマップや、電話での問い合わせによって確認できます。
もし自宅から少し離れた場所までしか本管が来ていない場合は、追加費用を負担して本管を延長する工事が可能かどうかも含めて、ガス会社に相談する必要があります。

3-2. 条件2:私道や隣接地など、工事の承諾が必要ないか

ガス管の引き込み工事では、土地の所有権が関係する場合があります。
例えば、自宅前の道路が「私道」であるケースでは、道路を掘削するために私道の所有者全員から工事の承諾を得なければなりません。
一人でも反対されると工事は進められなくなります。
また、地理的な条件から隣の家の敷地を経由しないとガス管を引き込めない場合も同様に、その土地の所有者の許可が不可欠です。
こうした承諾が必要になるかどうかは、事前に法務局で公図などを確認したり、ガス会社の現地調査の際に確認したりすることが重要です。

4. 都市ガス引き込み工事の申し込みから開通までの4ステップ

都市ガスの引き込みを決めたら、実際に申し込みを行ってから利用を開始するまでに、いくつかの段階を経る必要があります。
プロセスは大きく分けて、ガス会社への申し込みと現地調査、見積もりの確認と契約、引き込み工事の実施、そして最終的な開通作業の4つのステップで進行します。
それぞれのステップで何が行われるのかを事前に把握しておきましょう。

4-1. ステップ1:ガス会社への申し込みと現地調査

まず、お住まいのエリアを管轄するガス会社へ連絡し、都市ガスを引き込みたい旨を伝えて申し込みを行います。
申し込みを受け、ガス会社の担当者が後日現地を訪問し、具体的な状況を確認する現地調査が実施されます。
この調査では、家の前の道路にガス本管が通っているか、そこから敷地内へガス管を引き込む最適なルート、障害物の有無などが詳細にチェックされます。
この調査結果が、後の見積もり作成や工事計画の基礎となります。

4-2. ステップ2:見積もりの確認と工事契約の締結

現地調査の結果に基づき、ガス会社から詳細な工事費用の見積書が提示されます。
見積もりには、道路から敷地内のガスメーターまでガス管を通す「供給管工事」の費用や、メーターからガス機器までをつなぐ「内管工事」の費用などが含まれています。提示された工事内容と金額をよく確認し、不明点があれば質問して解消しておきましょう。
すべての内容に納得できたら、正式に工事契約を締結し、工事日程の調整に進みます。

4-3. ステップ3:道路から敷地内へのガス管引き込み工事

工事契約の締結後、計画に沿って実際の工事が開始されます。
まず行われるのが、家の前の道路を掘削し、ガス本管からガス管を分岐させて敷地内まで引き込む工事です。
この工事は道路の使用許可が必要となるため、通常はガス会社が行政への申請手続きを代行します。
交通量のある道路では、安全確保のために交通整理員が配置されることもあります。
掘削した道路は、工事完了後に元通りに舗装・復旧されます。

4-4. ステップ4:ガスメーターの設置と開通作業

道路からの引き込み工事が完了すると、次に敷地内にガスメーターが設置されます。
その後、ガスメーターから屋内のガスコンロや給湯器といったガス機器まで配管を接続する工事が行われます。
すべての配管工事と機器の設置が終わったら、最終ステップとしてガス会社の担当者が立ち会いのもと、ガスの開栓作業と点火試験を実施します。
ガス漏れなどの異常がないことを確認し、問題なく使用できることが確認できれば、その日から都市ガスが利用可能となります。

5. 事前に知っておきたい引き込み工事の費用と期間の目安

都市ガスの引き込み工事を依頼する前に、どのくらいの費用と期間がかかるのか、おおよその目安を知っておくことは大切です。
具体的な金額や日数は、本管からの距離や工事の難易度といった個別の条件によって大きく変動しますが、一般的な相場を把握しておくことで、予算計画やスケジュール管理がしやすくなります。

事前に知っておきたい引き込み工事の費用と期間の目安

5-1. ガス引き込み工事にかかる費用

都市ガス引き込み工事の費用は、主に道路に埋設されたガス本管から敷地内のガスメーターまでをつなぐ「供給管工事」と、ガスメーターから宅内のガス機器までをつなぐ「内管工事」から構成されます。
内管工事の費用は、配管の長さや設置するガス栓の数によって異なります。
総額は個々のケースで大きく変わるため、必ず事前にガス会社から詳細な見積もりを取得して確認してください。

5-2. 申し込みから利用開始までにかかる期間

ガス会社に引き込み工事を申し込んでから、実際に都市ガスの利用を開始できるまでの期間は、おおむね1ヶ月から2ヶ月程度が目安です。
この期間には、現地調査や見積もり作成、契約手続きに加え、道路の掘削許可を役所に申請する時間も含まれます。
新築の場合は、建物の工事の進捗に合わせてガス工事を行う必要があるため、着工の2〜3ヶ月前など、できるだけ早い段階でハウスメーカーや工務店を通じて申し込むことが重要です。引越しシーズンなどの繁忙期は、工事が混み合うことも考慮しておきましょう。

6. 都市ガスの引き込みに関するよくある質問

都市ガスの引き込みを検討していると、費用や工事内容、既存設備との兼ね合いなど、さまざまな疑問が生じることがあります。
ここでは、特にお問い合わせの多い質問をいくつか取り上げ、その回答をまとめました。
工事を依頼する前の不安や疑問を解消するための参考としてご活用ください。

6-1. 引き込み工事費用が高額になるのはどんなケースですか?

家の前の道路にガス本管がなく、延長工事が必要な場合や、道路の舗装がアスファルトではなくコンクリートの場合です。
コンクリート舗装は掘削と復旧に手間がかかるため費用が上がります。
また、本管から家までの距離が長い場合も高額になる要因です。

6-2. プロパンガスから切り替える際に注意すべきことはありますか?

プロパンガスと都市ガスではガスの種類(熱量)が異なるため、現在使用しているガスコンロや給湯器などは、基本的にそのままでは使えず交換が必要です。
また、現在契約しているプロパンガス会社の契約内容によっては、解約時に違約金が発生することもあるので、事前に契約書を確認してください。

7. まとめ

都市ガスを新しく引き込む際の問い合わせ先は、建物の状況によって異なります。
新築戸建ての場合はまず建築を依頼するハウスメーカーや工務店に相談し、既存住宅での切り替えや土地のみの場合は、その地域を管轄する都市ガス会社へ直接連絡するのが基本的な流れです。
引き込み工事には、前面道路のガス本管の有無といった条件があり、費用や期間は現地の状況で変動します。
まずは供給エリアを確認し、該当のガス会社に相談して現地調査と見積もりを依頼することから始めましょう。

そのお困りごと、ハタスに相談してみませんか?
電話で相談する 0566-23-5749

休業日(水曜・日曜・祝日)以外 [9:00~18:00]