2026/01/21
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不動産投資は「やめとけ」と言われる理由|向いていない人の特徴と失敗しない対策

不動産投資は「やめとけ」と言われる理由|向いていない人の特徴と失敗しない対策

不動産投資が「やめとけ」と言われるのは、空室や金利上昇などのリスクが存在するためです。しかし、リスクの内容を正しく理解し、適切な対策を講じれば、誰にでも失敗するわけではありません。
むしろ、目的意識を明確に持ち、必要な知識を学ぶ姿勢があれば、不動産投資が向いている人もいます。この記事では、「やめとけ」と言われる具体的な理由と、不動産投資で失敗しやすい人の特徴、そしてリスクを乗り越えて成功するための対策を解説します。やるべき人かどうかを判断する一助としてください。

1. なぜ不動産投資は「やめとけ」と言われるのか?代表的な7つの理由

不動産投資が「やめとけ」と言われる背景には、失敗に直結する可能性のある具体的なリスクが存在します。例えば、空室による家賃収入の減少や、突発的な修繕費の発生、金利上昇による返済額の増加などが挙げられます。これらのリスクを十分に理解せずに始めると、想定外の支出でキャッシュフローが悪化し、結果的に損する事態に陥りかねません。ここでは、ネガティブな意見の根拠となる代表的な7つの理由を詳しく見ていきます。

不動産投資のリスクを調べて慎重に検討する会社員のイメージ

1-1. 理由1:空室が続き、想定していた家賃収入が得られない

不動産投資の主な収入源は家賃であるため、空室の発生は収益に直接的な打撃を与えます。入居者が見つからない期間が続くと、家賃収入がゼロになる一方で、ローンの返済や管理費、固定資産税などの支出は継続して発生します。これにより、毎月の収支が赤字となり、自己資金を持ち出す状況に陥る可能性があります。特に、周辺の競合物件や人口動態の変化によって、一度空室になると次の入居者が決まるまで時間がかかるケースも少なくありません。空室期間が長引けば、手元に残る資金は減少し、投資計画そのものが破綻するリスクが高まります。

1-2. 理由2:建物の老朽化で多額の修繕費が突然発生する

建物は経年劣化により、 समयとともに様々な箇所で修繕が必要となります。給湯器やエアコンなどの設備交換、外壁塗装や屋根の防水工事など、大規模な修繕には多額の費用がかかることも珍しくありません。これらの修繕費は、家賃収入とは別に見積もり、計画的に積み立てておく必要があります。しかし、突発的な故障や予期せぬ不具合が発生した場合、急な出費を迫られることになります。特に中古物件では、購入時に見抜けなかった瑕疵が後から発覚する可能性も考慮しなければなりません。修繕費の発生はキャッシュフローを圧迫する大きな要因です。

1-3. 理由3:多額のローンを組むことへの精神的な負担が大きい

不動産投資では、数千万円から物件によっては1億を超えるような高額なローンを組むことが一般的です。長期にわたる多額の借入は、安定した家賃収入が前提であるため、空室や家賃下落といった不安が常に付きまといます。このような精神的なプレッシャーは、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。また、団体信用生命保険に加入するとはいえ、万が一返済が滞れば、物件を差し押さえられるリスクも抱えることになります。この重圧に耐えながら、長期的な視点で資産運用を続ける覚悟が求められる点が、不動産投資の厳しい側面の一つです。

1-4. 理由4:金利が上昇し、月々のローン返済額が増えてしまう

多くの人が変動金利でローンを組むため、将来的な金利上昇は返済額の増加に直結する大きなリスクです。現在の低金利が将来も続く保証はなく、市場の動向によっては金利が上昇する可能性があります。
返済額が増加すると、毎月のキャッシュフローが圧迫され、収支が赤字に転落することも考えられます。特に、自己資金をあまり入れずに借入金の割合が高い場合、金利上昇の影響をより大きく受けることになります。購入前に金利が上昇した場合の返済額をシミュレーションし、それでも収支が成り立つかを検証しておくことが欠かせません。

1-5. 理由5:物件の資産価値が下落して売却時に損をする

不動産は購入した瞬間から資産価値が変動し始め、築年数の経過や周辺環境の変化、経済情勢などによって価値が下落するリスクがあります。将来的に物件を売却しようと考えた際に、購入時よりも価値が大幅に下がっていると、ローン残債を売却価格で賄えず、多額の自己資金を補填しなければならない状況に陥ります。これを売却損(キャピタルロス)と呼びます。特に、人口減少が進むエリアや、開発計画が見込めない地域の物件は、価値が下落しやすい傾向にあります。出口戦略として売却を視野に入れる場合、資産価値が維持・向上しやすい物件を選ぶ視点が不可欠です。

1-6. 理由6:悪質な不動産会社の営業トークに騙されるケースがある

不動産投資業界には、残念ながら自社の利益のみを優先する悪質な会社も存在します。「絶対に儲かる」「節税効果が高い」といったメリットばかりを強調し、リスクについて十分な説明をしない営業トークには注意が必要です。特に、サブリース契約(家賃保証)を提案された場合、保証される家賃が将来引き下げられたり、契約が一方的に解除されたりするリスクも潜んでいます。知識が不十分なまま営業担当者の話を鵜呑みにすると、不利な条件で契約を結んでしまい、後から大きな損失を被る可能性があります。信頼できるパートナーを見極めることが非常に重要です。

1-7. 理由7:自然災害や入居者トラブルなど予測不能な事態が起こる

地震や台風、洪水といった自然災害によって建物が損壊すれば、多額の修繕費がかかるだけでなく、家賃収入が途絶えるリスクがあります。火災保険や地震保険への加入は必須ですが、全ての損害が補償されるとは限りません。また、入居者による家賃滞納や騒音問題、孤独死といった人的なトラブルも、オーナーにとって大きな負担となります。これらの予測不能な事態は、安定した職業である公務員であっても、避けることはできません。万が一の事態に備えて、リスクを想定し、対応策を準備しておく必要があります。

2. 【自己診断】不動産投資をやめておくべき人の5つの特徴

不動産投資は、誰もが成功できるわけではなく、性格や状況によっては大きなリスクを抱えることになります。特に「向いていない人」が安易に手を出すと、損失を被る可能性が高まります。ここでは、不動産投資をやめておくべき人の特徴を5つ挙げます。自分自身がこれらの特徴に当てはまっていないか、投資を始める前に客観的に診断してみてください。一つでも当てはまる場合は、投資を見送るか、姿勢を改める必要があるかもしれません。

2-1. 特徴1:情報収集や勉強に時間をかけられない人

不動産投資は、物件を購入して終わりではありません。経済の動向、金利の変動、税制、法律の改正、地域の再開発情報など、常に新しい情報を収集し、学び続ける姿勢が求められます。仕事や家事が忙しいことを理由に、これらの勉強を怠ると、リスクを見誤ったり、適切な経営判断ができなくなったりします。不動産会社の言うことだけを頼りにするのではなく、自ら知識を身につけ、情報を精査する努力が不可欠です。学ぶ時間を確保できない、あるいはその意欲がない場合、長期的に安定した収益を上げることは難しいでしょう。

2-2. 特徴2:十分な自己資金を準備できていない人

「フルローンで始められる」という言葉に魅力を感じるかもしれませんが、自己資金が全くない状態で不動産投資を始めるのは非常に危険です。物件購入時の諸費用(仲介手数料や登記費用など)は現金で支払うのが一般的であり、これだけで物件価格の7〜10%程度が必要となります。また、購入後も空室期間中のローン返済や突発的な修繕費など、予期せぬ出費に備えるための手元資金も欠かせません。日頃から積立を行うなどして、ある程度の余裕資金を準備できていない場合、少しのトラブルで資金繰りが悪化し、破綻するリスクが高まります。

2-3. 特徴3:短期的な値上がり益(キャピタルゲイン)が目的の人

不動産投資の基本は、家賃収入による長期安定的な収益(インカムゲイン)を目指すものです。バブル期のように、不動産価格が短期間で急騰し、売却益(キャピタルゲイン)で大きな利益を得られる時代ではありません。短期的な値上がりだけを期待して物件を購入すると、市場が思うように動かなかった場合に、売ることも貸すこともできず、ローンの返済だけが残るという事態に陥りかねません。不動産は株式などと比べて流動性が低く、すぐに現金化できない資産です。長期的な視点でコツコツと資産を形成する覚悟がない人には向いていません。

2-4. 特徴4:営業担当者の話をすべて信じてしまう人

不動産会社の営業担当者は、物件を販売することが仕事です。もちろん、顧客のために親身になってくれる担当者もいますが、中には自社の利益を優先し、メリットばかりを強調してデメリットを伝えない人もいます。提案された収支シミュレーションが楽観的すぎないか、提示された利回りの根拠は何かなど、一つひとつの情報を疑い、自分自身で裏付けを取る姿勢が重要です。営業担当者の言うことを鵜呑みにし、自分で判断することを放棄してしまう人は、不利な条件の物件を購入してしまうリスクが非常に高いと言えます。最終的な決定は、自分自身の責任で行う必要があります。

2-5. 特徴5:収支計画やリスク管理を人任せにしたい人

不動産投資はアパートやマンションの経営という事業です。物件の購入から入居者募集、建物の維持管理、税金の支払いまで、オーナーとしてやるべきことは多岐にわたります。もちろん、管理業務の多くは管理会社に委託できますが、最終的な経営判断はすべて自分で行わなければなりません。収支計画の策定や空室対策、将来の修繕計画といった重要な部分を完全に人任せにしてしまうと、問題が発生した際に対応が遅れたり、不利益を被ったりする可能性があります。当事者意識を持てず、すべてを他人に任せたいと考えている人は、そもそも事業主には向いていません。

3. 「やめとけ」の声を乗り越える!不動産投資で成功するための5つの対策

「やめとけ」という意見の多くは、不動産投資に潜むリスクを指摘するものです。しかし、これらのリスクを正しく理解し、事前に対策を講じることで、失敗の確率を大幅に下げることが可能です。リスク管理を徹底すれば、家賃収入による安定したキャッシュフローや、資産形成といった不動産投資ならではの魅力やメリットを享受できます。ここでは、不動産投資で成功するために不可欠な5つの対策を紹介します。これらを実践することで、リスクをコントロールし、成功への道を切り拓きます。

不動産投資が向いているか自己診断する会社員のイメージ

3-1. 対策1:なぜ不動産投資を始めるのか目的を具体的に設定する

不動産投資を成功させるための第一歩は、「なぜ投資をするのか」という目的を明確にすることです。「老後の私的年金の代わり」「生命保険の効果を期待して」「将来の子供の学費のため」など、目的が具体的であるほど、目標達成のためにどのような物件を、いつまでに、いくらで購入すべきかという戦略が立てやすくなります。目的が曖昧なままでは、不動産会社の営業トークに流されたり、目先の利回りだけで物件を選んでしまったりと、判断基準がぶれてしまいます。具体的な目的を持つことで、困難な状況に直面しても、ぶれずに行動を続けるための指針となります。

3-2. 対策2:利回りの数字だけでなく物件の将来性を見極める

広告に記載されている表面利回りの高さだけで物件を選ぶのは危険です。利回りが高くても、地方の築古物件のように入居者が見つかりにくかったり、修繕費がかさんだりして、実質的な手残りが少なくなるケースは少なくありません。特に都心部のワンルームマンションなどは、利回りは低めでも、賃貸需要が安定しており、資産価値が下がりにくい傾向があります。物件を選ぶ際は、利回りの数字だけでなく、人口動態や周辺の再開発計画、交通の便などを調査し、そのエリアに将来性があるか、長期的に安定した家賃収入が見込めるかという視点を持つことが重要です。

3-3. 対策3:購入前に詳細なキャッシュフローのシミュレーションを行う

不動産投資を始める前には、必ず詳細なキャッシュフローのシミュレーションを行いましょう。家賃収入から、ローンの返済額、管理費、修繕積立金、固定資産税、保険料などの支出を差し引いて、毎月どれくらいの現金が手元に残るのかを具体的に算出します。その際、空室期間や将来の家賃下落、金利の上昇といったネガティブな要素も複数パターンで想定し、それでも収支が赤字にならないかを確認することが不可欠です。このシミュレーションを自分自身で行うことで、事業計画の妥当性を客観的に判断でき、リスクに対する備えも可能になります。

3-4. 対策4:信頼できる不動産会社を慎重に選んでパートナーにする

不動産投資の成功は、信頼できるパートナーである不動産会社を見つけられるかどうかに大きく左右されます。良い不動産会社は、物件のメリットだけでなく、潜在的なリスクやデメリットについても正直に説明してくれます。また、購入後の賃貸管理や運営についても、豊富な実績とノウハウを持っているはずです。複数の会社と面談し、担当者の知識や誠実さ、提案内容の妥当性を比較検討しましょう。
会社の設立年数や実績、免許番号などを確認するのも有効な手段です。長期的な付き合いになることを見据え、安心して相談できるパートナーを慎重に選ぶ必要があります。

3-5. 対策5:複数の物件を比較し、必ず現地に足を運んで確認する

魅力的な物件情報を見つけても、すぐに購入を決めてはいけません。必ず複数の物件を比較検討し、それぞれの長所と短所を客観的に評価するプロセスが重要です。比較することで、相場観が養われ、物件の価値をより正確に判断できるようになります。また、資料やインターネット上の情報だけで判断せず、必ず現地に足を運び、自分の目で物件の状態や周辺環境を確認しましょう。建物の管理状況、日当たりや騒音、最寄り駅からの道のり、近隣の商業施設などを実際にチェックすることで、入居者の視点からその物件の本当の魅力や欠点が見えてきます。

4. 不動産投資に関するよくある質問

不動産投資を検討するにあたり、多くの人が同じような疑問を抱きます。特に、資金面や知識、そしてパートナーとなる不動産会社の選び方については、失敗を避けるために事前に解消しておきたい点です。ここでは、不動産投資に関して頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめました。投資を始める前の最終確認として、ぜひ参考にしてください。

4-1. Q.自己資金は最低いくらくらい用意すれば始められますか?

物件価格の1〜2割程度が目安です。フルローンを利用できる場合でも、仲介手数料や登記費用といった諸費用で物件価格の7〜10%程度の現金が別途必要になります。また、購入後の空室や突発的な修繕に備えるための予備資金も用意しておくべきです。十分な自己資金を用意することで、金利交渉を有利に進められる可能性もあります。

4-2. Q.知識ゼロの初心者でも不動産投資で成功できますか?

結論として、可能です。ただし、成功するためには、知識ゼロの状態から積極的に学び、情報を収集する意欲が不可欠です。書籍やセミナー、信頼できる不動産会社の担当者から知識を吸収し、リスクと対策を十分に理解した上で始める必要があります。知識習得の努力を怠り、人任せにする姿勢では成功は難しいでしょう。

4-3. Q.良い不動産会社と悪い不動産会社の見分け方はありますか?

見分けるポイントは複数あります。まず、免許番号が新しくないか、行政処分歴がないかを確認します。良い会社はメリットだけでなく、物件のデメリットや投資リスクについても正直に説明してくれます。
また、担当者がこちらの質問に的確に答え、長期的な視点で提案してくれるかも重要です。契約を急がせる会社には注意が必要です。

キャッシュフローをシミュレーションして計画的に検討する会社員のイメージ

5. まとめ

不動産投資が「やめとけ」と言われるのは、空室、修繕、金利変動といった具体的なリスクが存在するためです。これらのリスクを軽視し、十分な知識や自己資金がないまま始めると、失敗する可能性は高まります。特に、勉強する時間がない人や、営業担当者の話を鵜呑みにする人は向いていません。しかし、これらのリスクを正しく理解し、目的を明確にした上で、詳細なシミュレーションや信頼できるパートナー選びといった対策を講じれば、成功の確率は高まります。否定的な意見に惑わされるのではなく、その背景にあるリスクを学び、自身が投資に向いているか冷静に判断することが求められます。

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