空き家を活用したい!それぞれの事例と対策の注意点を解説
不要な空き家があって困っている方は多いでしょう。空き家をうまく活用すれば、収益を得られるようになります。本記事では、空き家のさまざまな活用方法について解説します。
1.空き家の活用方法①空き家をそのまま貸す
2.空き家の活用方法②空き家を修繕・リフォームして貸す
3.空き家の活用方法③空き家を建て替えて貸す
4.空き家の活用方法④空き家を別の形態にして活用する
5.空き家の活用方法⑤政府・自治体の取り組みを活用する
6.まとめ
空き家の活用方法①空き家をそのまま貸す
手間をかけずに空き家を活用したい方は、空き家を住む家としてそのまま貸し出すのがおすすめです。大きな不備などが見られなければ、クリーニングをしてすぐに賃貸に出せます。修理などが必要ない場合、かかる初期費用が少ないうえ、すぐにお金に変えられるでしょう。
空き家の活用方法②空き家を修繕・リフォームして貸す
老朽化が進んでいるなど、そのまま利用するとなると問題が見られる空き家については、修繕やリフォームが必要となります。修繕やリフォームを行う際は大きめな費用がかかるため、注意しましょう。
空き家の活用方法③空き家を建て替えて貸す
空き家を建て替え、新しい建物を造る方法です。建てるものの具体例としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・新築賃貸(戸建て・アパート・シェアハウス・セーフティネット住宅)
・民泊
・シェアオフィス
・店舗
・福祉施設
建て替えることで、貸し出すうえでの選択肢が広がり、より大きな収入につなげられる効果も期待できます。ただし建て替えるとなると、空き家を解体したり新たな建物を作ったりする際に大きな費用が発生します。したがって家賃の高い場所でなければ、採算が取れないリスクもあるでしょう。
自身の持つ空き家は建て替えることで得するのか、慎重に検討する必要があります。
空き家の活用方法④空き家を別の形態にして活用する
空き家を家以外の形で利用したり、空き家を取り壊して更地として利用したりする方法です。具体的な活用方法としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・コインランドリー
・トランクルーム
・貸地
・月極駐車場(コインパーキング)
空き家を取り壊す際は、解体費用が発生するため注意が必要です。また、更地にした状態で長い間放置すると、土地の固定資産税が高くなる点についても覚えておかねばなりません。
コインランドリーやトランクルームは、稼働率が高まれば効率よく稼げる収入源になってくれるでしょう。人が住むこともないため、人を住まわせる方法より管理が容易になりやすい点もポイントです。ただし、稼働率が安定するまでには時間がかかるリスクもあります。
空き家の活用方法⑤政府・自治体の取り組みを活用する
空き家の扱いに困っている方は、政府・自治体の取り組みをうまく利用することで、解決できる可能性があります。
取り組みの1つとして、取り壊しや改修に対する補助金や助成金の支給が挙げられるでしょう。一部の市区町村では、空き家を取り壊したり耐震改修を行ったりする際、補助金や助成金がもらえるケースがあります。
空き家の耐震性が低く、倒壊するリスクがあって不安を感じている方は、補助金などを利用して改修することをおすすめします。
また、空き家を政府主導で行われている「DIY型賃貸」にするのも1つの手です。DIY型賃貸とは、オーナーが修繕をせず今の状態で空き家を貸し出し、入居者が自分でお金を出して改修を実施する制度のことです。DIY型賃貸であれば、改修に大きな出費が発生する心配もありません。
そのほか、譲渡所得の特別控除も政府による取り組みの1つです。空き家を相続した際、条件を満たしていれば、3年後の12月末までに売却することで譲渡益から最大3,000万円の特別控除を差し引けます。この取り組みを利用し、売却することも検討してみましょう。
まとめ
空き家の活用方法には、そのまま貸したりリフォームして貸したりと、さまざまなものがあります。政府や自治体の取り組みを活用することで、よりお得に利用したり手放したりできる可能性が高まります。空き家の状態や建っている場所などを考慮しつつ、自分に合った方法を選択してみてください。
【参考URL】
https://land.home4u.jp/guide/land-usage-expert-130
https://www.rehouse.co.jp/relifemode/home/senior/at_049/
https://souzoku.asahi.com/article/14825200
https://ieul.jp/column/articles/519/