不動産投資がインフレ対策になると言われている3つの理由は?
不動産投資は資産運用としては、大変安定していることが魅力です。株式のように上下に振れるない点も魅力と言えます。また、よく言われるのがインフレ対策になるという言われ方です。なぜ、不動産投資はインフレ対策になるのでしょうか。これには様々な理由がありますが、本ブログ記事では3つの大きな理由を挙げていきます。これから不動産投資を考えている人は、家賃収入以外の不動産投資の魅力を知ってください。
インフレとは?インフレと不動産の関係性
そもそもインフレとはどのようなことを指すのでしょうか。日本では長きにわたってデフレ状態が続いていました。デフレとはデフレーションの略語で、お金の価値が上がることを指します。逆に物価は下がる状態になります。これは、物の価値は下がりますがその反面、お金の価値が上がるといった状態です。デフレが続くと需要が供給を下回ることになるために、経済が停滞することになります。
その一方、インフレというのはデフレの真逆です。つまり、物の価値が上がり物価が上昇するため、相対的にお金の価値が下がるという具合です。デフレは需要が停滞するので、人々が財布のひもを緩めない状態になり、経済が停滞しがちです。対してインフレの場合には、その逆なので人々が財布のひもを緩めます。
では、このインフレと不動産にはどのような関係性があるのでしょうか。これにはまず、不動産投資という投資のやり方を見なくてはなりません。不動産投資はほかの投資はと違い、借入金を利用して行える投資であるということがあります。そのことが一つ大きくかかわってくるのです。
不動産投資がインフレに強いと言われている理由
良く不動産投資はインフレに強いといわれます。それにはいくつかの理由があります。
まず一つ目は、不動産自体はインフレであろうとデフレであろうと、その価値が上下動しないということがあります。株式などは経済の動向に大きく左右されることがありますが、不動産の場合にはさほど大きく動くことがないのです。
二つ目の理由は、インフレになると不動産投資の家賃の上昇が見込めるということがあります。アパート等のオーナーになると、管理費などがかかりますが家賃などを値上げできるので、大きな影響がないのです。
そして三つ目は、投資ローンが事実上目減りするということです。不動産投資は借入金で行いますが、お金の価値が下がるので、借りている金額の価値もまた下がるため、事実上負担が目減りするのです。
インフレ対策目的だけではリスクも!不動産投資の注意点
このように3つのインフレ時の不動産投資のメリットを上述しましたが、不動産投資にはリスクがあります。まず借入金の返済についてです。立地が良い場所で不動産投資をするのであれば、空室リスクは減ります。そのため、借入金の返済に窮する可能性は低くなります。ところが、立地が良くない場所の場合には、空室に悩まされるケースもあります。常に満室という物件はほとんどありませんが、アパマンが乱立しているような地域の場合には、自分の物件を他の物件と差別化するような工夫が必要になります。そうすることによって、入居者の確保を行うのです。
また、家賃が安い物件の場合には、夜逃げや滞納といったこともあります。このようなトラブルは家賃の安い物件に見られがちです。中古のアパートを購入するような場合には注意が必要です。
以上のように不動産投資はほかの投資に比べて安定した投資である一方で、リスクも存在しています。とくに、借入金を利用して行う場合には、返済比率を家賃の40パーセント以内の抑えるようにしましょう。
今回のまとめ
不動産投資はミドルリスクでミドルリターンといわれます。株式ほどハイリスクではないし、債権のようなローリスクでもありません。非常に安定した投資方法なのです。ですが、だからといって適当に物件を選んではいけません。
もしも不動産投資を始めるのであれば、たくさんの物件を毎日のように観察することから始めて見ましょう。そうすると目が肥えてきます。するとよい物件と悪い物件の区別がつくようになってくるのです。購入するのはくれぐれも慎重にしましょう。